Session18【歌における男女の相違】

目次

1:喉の構造の違い

男女では喉の構造が異なります。
男性に比べ女性は喉仏が外部からは見えない人が多いです。
そのため、もっともオーソドックスな喉を開くという練習方法の『喉仏を下げる』という教え方では、女性にはレッスン上では通用しない場合があります(女性の生徒本人が喉仏を確認出来ないのです)。

であるからこそ、男女共に舌を基準として喉を開くことをボイストレーナーは生徒へ教え込むことが最善策です。
舌さえ安定させれば、喉の構造は男女で違っていても喉を開くことが可能です。
舌の下げ方はSession3を参考にして下さい。
※外国人の場合は舌の大きさも喉の太さも日本人とは異なります。

2:音域の違い

男女では音域が著しく異なります。
男性の場合、チェストボイスにより女性よりも約1オクターブ下まで発声出来ます。
しかし、高音のヘッドボイス以上に至っては、圧倒的に女性の方が優位です。
男性よりも約1オクターブ上まで発声出来ます。

しかし上記をまとめてみると、結局男性も女性も音域は3オクターブから3オクターブ半、というケースがほとんどです。
もちろん曲の中で使える音、使えない音などでも男女の差はありますが、音域の広さということを考えると、差はほとんどありません。

以上が男女の音域の違いになります。

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