2017年2月ボイストレーニング勉強会 ~JAVCERT資格試験対策勉強会~へのご参加ありがとうございました。

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日本ボイストレーナー連盟の鈴木です。
先日、2月12日にボイストレーニング勉強会 ~JAVCERT資格試験対策勉強会~を実施いたしました。

今回のボイストレーニング勉強会で実施した内容をご報告致します。

ボイストレーニング勉強会の内容について 東京会場

日本ボイストレーナー連盟発行のボイストレーニングガイドライン Session16~19に沿った内容で勉強会を実施しました。(ボイストレーニングガイドラインについては、ホームページのLINE登録でダウンロードするか、勉強会会場にて500円で販売しております)

第5版にあたる Version5.0 を2023.7.4にリリースしました。
・全体的な文章校正
・言葉使い、言語の統一(ひらがな、全角半角の統一含む)
・各Sessionの図の差し替え
・Session9【ミックスボイス・ウィスパーボイス】の内容改訂
・Session15 【ビブラート】の内容改訂
・Session17 【ボーカルトレーニング】の内容改訂
・Session19 【ボイストレーニングの必要性】の内容改訂
・Session20 【喉のケアの方法】の内容改訂

第4版 Ver.2017.07.10 変更点
・全体的な文章校正
・言葉使い、言語の統一(ひらがな、全角半角の統一含む)
・日本ボイストレーナー連盟の各ページのロゴを省略
・Session1 P.8の上半身図の「腹横筋」の追記。その他文章修正
・Session3とSession8の声帯図の向きの統一
・Session4の「I(イ)」の図の解説文
・Session9【ミックスボイス・ウィスパーボイス】Session追加
・Session10 マイナースケールの半音の灰色ライン部分の修正
・Session12 ソルフェージュの譜面の差し替え
・Session14 図に「腹横筋」文字の追記
・Session15 ビブラートの図。舌の絵の修正、動きの詳細文の省略
・Session20 生理食塩水の分量の記述を省略。

第3版 Ver.2015.12.01 変更点
・文章表現の見直し及び、誤字・脱字などの修正
・Session12を【リズム】から【ボイスポジション】に変更
・生理食塩水については、医療的立場では責任を全う出来ないという当連盟の考えから当該項目の件を全文削除致します

LINE登録のページからLINEに登録して頂ければ、どなたでも無料でダウンロード可能です。

20170217ボイストレーニング勉強会東京

勉強会の冒頭には、「ボイストレーナーの役割」について、皆さんで意見を出し合いながら解説させていただきました。

ボイストレーナーはどのようなことをするのか。
ボイストレーナーに必要なこととは?について触れました。


Session16 ボーカルトレーニング
何故ボイストレーニングにおいて歌をの練習が必要なのか?
歌唱のトレーニングでボイストレーニングを行う方であれば勿論行うことは自然なことです。しかし歌以外に、話し声のトレーニングのためにボイストレーニングを行う方もいます。そういった方に対しても歌のトレーニングを行うのですが、その理由とは何か?について具体的な理由を幾つか解説していきました。

また、課題曲の選曲方法についても皆さんとディスカッションしながら解説させていただきました。

Session17 歌における男女の相違
男女で喉の構造、甲状腺や甲状軟骨などの肉体的な違いにより、出す音の高さや喉の開き具合のチェック方法が異なります。ボイストレーナーは如何にして判断するか。どのように指導していくことが適切かについて解説していきました。

Session18 ボイストレーニングの必要性
ボイストレーニングは必要では無いという意見を持った方、またボイストレーニングは必要だと考える方それぞれいらっしゃいます。ボイストレーナー側からすると、ボイストレーニングは必要であるという見解なのですが、具体的にどのような理由から必要だと説明できるのかについて解説させていただきました。

これからボイストレーナーを目指される方、既にボイストレーナーを目指される方も興味をもって頂けた内容にすることができました。

Session19 喉のケアの方法
風邪や声帯結節など、喉の病気やトラブルは声を扱う方にとっては大敵です。特にボイストレーナーは生徒に対して、ボイストレーニングだけでなく喉のケアの方法についても指導しなくてはなりません。
どのようなケア方法が望ましいのか。
どのような事に日頃気をつけた方が良いのか。

医学的な部分については耳鼻咽喉科の先生に相談しなければならない点も多いですが、ボイストレーナー側から伝えられるケア方法も実に多くございます。これらについて一つずつ解説させていただきました。

勉強会 福岡会場

20170217ボイストレーニング勉強会福岡

★Session3 共鳴
★Session5 発声練習その1
★そこに関連した過去問題をやりながら傾向や対策などもアドバイスいたしました。
★共鳴の確認の方法、指導方法など

その他に質問にお答えしました。


質問その1:オクターブ上に上がる時に高音が出ない
低音での共鳴(胸の辺り)をそのままオクターブ上も同じところで共鳴しようとして、声を無理やり引っ張り上げることにより首や胸に力みが生じてかすれたり途切れて声が出なくなるので、力みを取るための練習方法をアドバイス。

質問その2:高音は練習すれば出るようになりますか?
ひとりひとりの体や声帯の大きさ、形などでそれぞれの限界は違いますが、今出している声よりも高音はかなり出ると思われます。高音を出す前に上半身にかなり力が入って腹式呼吸の際も力んでいる為、ブレスの際に胸式呼吸になってしまっています。

ですから高音を出す時にすでに肩や首に力が入ってしまって声が出ていない。腹式呼吸の際の注意点と高音を出す際の意識のアドバイスを実施。

次回の勉強会について

ボイストレーナーを目指す方、ボイストレーナーを実際に行っている方、たくさんの方に勉強会に参加していただきました。日本ボイストレーナー連盟では、ボイストレーナーのための資格試験、JAVCERT(筆記・実技)を定期的に行っております。

ボイストレーナーを目指さなくても、ボイストレーニングの技術を習得するという意味では、非常に意義の高い資格試験となっておりますので、ご興味ある方は是非お気軽にお問い合わせ下さいませ。

ライセンス(JAVCERT)について

次回のJAVCERT勉強会は

東京会場 3月11日(土) 3月12日(日)
Session1【腹式呼吸の必要性】
Session2【腹式呼吸の練習方法】
Session3【共鳴の必要性】
のセッションを予定しております。(内容は両日同様となります。)

福岡会場 2017年4月9日 (日)
Session6【ハミング】
Session7【ファルセット】
Session8【上咽頭共鳴の割合】
のセッションを予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。

[study]

一般社団法人 日本ボイストレーナー連盟
運営委員長 / 鈴木 智大

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