Session15【共鳴の練習方法~その2~】

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ファルセットと表声を交互に繰り返す練習方法

本来、上咽頭はなかなか声の当たり難い場所で、共鳴が難しい部分とも言えます。
風邪をひいた時に吐き気や頭痛を伴う多くの要因は、この上咽頭が炎症を起こすからです。
つまり、非常にデリケートな場所へ声を響かせなければならないからこそ、難しいのです。
あらゆる神経の中枢と言われている部分が、この上咽頭です(視覚、味覚、聴覚、嗅覚、脊髄の中枢)。

さて、ファルセットを発声する為には、上咽頭での共鳴が必要不可欠となります。
つまり難しい発声であるファルセットができれば、表声での共鳴も可能だということが言えます。
(ファルセットが発声できても、表声が上手に出ない場合の要因は色々あります。
複合的な要因によるものですので、ボイストレーナーの的確な判断及び指示が必要になります)。

ファルセットの技術が不十分であっても、このファルセットと表声を交互に練習することにより共鳴効果を高めることが可能になります。
ボイスポジションの項目で前述している通りですが、母音「E」の音で練習することが一番効率が良いのです。
ですが、生徒やボーカリストによっては、母音「A」「U」で練習した方が良い場合もあります。

人それぞれ、口腔内の作り、舌の形状が違いますので、一概に「この教え方ならば絶対に上手くなる」という方程式は存在しません。
ボイストレーナーは、瞬時に生徒のウィークポイントを探り当てるスキルも要求されます。
この辺については、当連盟主催の『ボイストレーニング勉強会』にご参加頂き、ご質問など頂ければ不
明な点はクリアーになると考えられます。

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