Session14【ビブラート】

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ビブラートのメカニズムと練習方法

ビブラートのメカニズム

上図⑥は、ビブラートのメカニズムを説明する図です。
左は「ア」の発声の口腔内です(舌が滑らかに平らであり、下の歯の先端に付いています。つまり喉が開いていることを意味していて、脱力した状態です)。

ビブラートを掛ける方法は、喉の使い方次第です。
腹部筋肉(特に腹横筋)は、一定の力をキープしたままです。
腹横筋もロングトーンの時と同じような動きで、段々と突っ張って来ます。
下腹部は、長くビブラートを行うほど、当然凹んで行きます。
ビブラートのために、これまでと違った腹式の筋肉の使い方をすることはありません。

つまり、ビブラートは腹式呼吸で声に張りを出しますが、基本的には器用に喉を使う発声方法だと言えます。

図⑥の右側をご覧下さい。
左側に比べ、全体的に収縮しています。
つまり、喉が絶妙なバランスで閉じているのです(ただし、喉の奥の壁面は見える状態)。

この様にビブラートは、喉を開けたり閉じたりを激しく高速で交互に繰り返すことによって発声できるのです。
長尺でビブラートを発声するならば、腹部の筋肉の力(特に腹横筋)はロングトーンと同じで一定に保ち続けて下さい。

ビブラートに関しては、先天的な技量が大きく要求されます。
残念ながら練習をしても簡単にできるようになるものではありません。

しかし、練習をすれば共鳴し易くなる、歌い回しが上手くなる、器用に発声できる様になる、などの様々なメリットがあります。
ビブラートは、ビブラートができるようになるために練習するだけではなく、他の歌唱技術が高まると考えながら練習すると練習価値が非常に高まります。

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