2019年6月ボイストレーニング勉強会 ~JAVCERT資格試験対策勉強会~へのご参加ありがとうございました。

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皆さん、こんにちは。
ボイストレーナー連盟講師の吉岡研一郎です。

6/16(日)にボイストレーナー連盟勉強会を開催いたしました。
梅雨晴れの、真夏の様な暑さの中、たくさんの方にご参加いただきました。

ボイストレーニング勉強会 201906

今回実施させていただいたのは以下の内容です。

Session17【ボーカルトレーニング】
ボイストレーニングに於ける歌の練習について、重要な4つの項目をピックアップして解説いたしました。
基礎の発声練習で得た発声方法を実際の歌唱で生かそうとしても、なかなか思う様に出来ない方もいらっしゃいます。
ボイストレーナーは歌唱時に不足している部分を見極め、その不足を歌唱時に補う練習方法を見つける必要があります。
地道な反復練習をしながら、最終的に変化を実感していただくことが重要です。

Session18【歌における男女の相違】
男女の喉の構造の違い、音域の違いについて解説いたしました。舌を基準とした喉の開け方を理解することで、男女ともに発声を大きく変えていきます。また肉体的・精神的な違いが大きいので、ボイストレーナーはレッスン時には注意して接していく必要があります。特に女性の体調面は非常にデリケートなので、無理のないメニューを構築できるようにしておいてください。

Session19【ボイストレーニングの必要性】
ボイストレーニングの必要・不必要について、ボイストレーナーとしての考え方と心構えをお伝えしました。ボイストレーニングは同時に【喉のケア】を意味します。特にプロのシンガーに対して、ボイストレーナーは時として心のケアも必要とされる場合があります。ボイストレーニングはただの発声練習だけに留まらない特別な存在なので、意識を強く持ちましょう。

Session20【喉のケアの方法】
日常の喉のケアの方法、風邪・声帯結節・ポリープなどの病気時の対応を解説いたしました。ボイストレーナーは生徒の喉や耳の異変に気がつかなければいけません。違和感が拭えない場合はすぐに病院へ行かせるように対処してください。時に喉を休めることも大事です。体調管理については常に高い意識をもって取り組んでください。

今回は初めて参加される方も多くいらっしゃいました。
ガイドラインの最後の項目でしたが、ボイストレーニングは肉体的な面と精神的な面の両方のバランスが大切です。
人前で緊張して歌えなくなってしまう方には、ひとつずつ不安材料を取り除いてあげるのがボイストレーナーの仕事です。
心のケアも上達への大事なポイントになります。

また次回もお待ちしております。

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