2021年2月度オンラインJAVCERT勉強会【事前質問へのご回答】

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2021年2月度に実施させて頂きましたオンラインJAVCERT勉強会にご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
ご参加お申込み時に頂きました事前のご質問に下記、回答をさせて頂きます。

ご質問:ロングトーンをしっかりできるブレスの方法。ロングトーンの際の息の使い方など。

ご回答:▶︎ロングトーンはロングブレスの延長線にあるものと考えます。
ガイドラインsession 2のロングブレスの正しい腹式の方法で行いましょう。
ロングトーンは共鳴している声で行わなければいけない為、息は少なくする必要があります。

ご質問:出せる音域が必ずしもいい声とは限らないと思うのですが、どの音域でもいい声を出せるようになるにはどんな練習が効果的でしょうか?

ご回答:▶︎『いい声』という定義を『共鳴している声』と捉えて回答させていただきます。
ガイドラインsession 8で解説しているように、チェスト〜ミドル〜ヘッド〜スーパーヘッド(ホイッスル)になるに従って上咽頭での共鳴レベルは引き上げられます。
それぞれの声区での共鳴、また、ボイスポジションの選定を行い共鳴した声を身体的にインプットすることも大切です。

ご質問: どういった構成でレッスンするか、人に教える為のノウハウ

ご回答:▶︎ボイストレーナーと生徒さんとの間にはまず信頼関係が重要です。
生徒さんの言葉、声に耳を傾けどのようなレッスンを組み立てていくことが良いのかその場で判断してレッスンを進めていきましょう。

ご質問: 自宅でできるトレーニング方法

ご回答:▶︎ご自宅で発声が難しい場合を想定してのトレーニングについては、
・リズムトレーニング
・抑揚やアタックの練習に効果的なドッグブレス
・声の安定感を高めるロングブレス
・鏡で口内を確かめながら行う母音A〜Oの練習
・その他音楽理論

また、多少であれば発声可能な場合は、リップトリルやハミングの練習も効果的です。

今回は上記のようなご質問を事前に頂きました。
勉強会の最中も様々なご質問を頂き、こちらに全て掲載させて頂く事は難しいのですが、勉強会は教鞭者含めて皆で学を深める場です。
ご参加頂く皆様で質問を共有し、問題点と解決策を見出す事こそが皆で勉強を行う醍醐味と言えます。

一般社団法人日本ボイストレーナー連盟

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