2022年6月度 JAVCERT 過去問題

目次

問1(腹式呼吸/5点)

以下は腹式呼吸が歌に向いている理由を記述している。
空欄に当てはまる語句をボイストレーニングガイドラインに則して記入しなさい。
(全正解で正解とする)

「腹式呼吸が歌に向いている理由として、( A )秒あたりの呼吸量が多いことが1つ挙げられる。
全身が安定し、音楽の三大要素の1つであるメロディー・ハーモニー・( B )がブレにくくなることも挙げられる。
発声冒頭で( C )のある声が出る様になり、声を上咽頭で( D )させることが出来るということが挙げられる」

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ANS. A=0.5 B=リズム C=アタック D=共鳴

問2(共鳴/5点)

以下は共鳴についてボイストレーニングガイドラインに則して記述したものである。
正しいものを以下から選択しなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 共鳴を行うことで相対音感が身に付き易くなる。
  2. 共鳴を行うためには喉を閉める必要がある。
  3. 共鳴を行うためには息を増やすことが大切である。
  4. 共鳴を行うために舌の先端を下の歯の先端裏側に付けた。
  5. 共鳴を行うために腹式呼吸を行った。
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ANS. 1,4,5

問3(ソルフェージュ/5点)

以下はソルフェージュについて記述したものである。
正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. ソルフェージュの練習でキーボードを使用した。
  2. ソルフェージュは聴覚的・理論的視点の両面から音感を高めていく。
  3. ソルフェージュの練習でスマートフォンのボイスレコーダー機能を使った。
  4. F3を基音とするスケールではキーが低かったのでD3を基音として練習した。
  5. 確認用の楽器(音楽ソフトやスマホアプリを含む)を用意せず、声のみで発声練習を行い続けた。
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ANS. 1,2,3

問4(表情筋/5点)

表情筋のストレッチの効果的な練習方法にはどのようなものがあるか。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容で句読点含む13文字以内で答えなさい。

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ANS. あいうえおの一分間運動or AIUEOの一分間運動

問5(スケール/5点)

下記はA♭(ラ♭)を基音とした場合のダイアトニックスケールをオクターブ分書き出したものである。
次の①~③に当てはまる正しい音を答えなさい。
(和名・英名・伊名問わない、全正解で正解とする)

A♭ ( ① ) C ( ② ) E♭ ( ③ ) G

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ANS. ①=B♭(シ♭) ②=D♭(レ♭) ③=F(ファ)

問6(ファルセット/5点)

以下はファルセットについて記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容で(   )に入る正しい語句を記入しなさい。
(全正解で正解とする)

ファルセットは高い音域の声区で、いわゆる( ① )ボイスである。
ファルセットの発声ではインナーマッスルである( ② )を一気に腹式で押し上げる。
ファルセットには個人差はあるものの大抵の場合、( ③ )か( ④ )の母音が一番出し易い。

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ANS. ①ヘッド ②横隔膜 ③「ウ」 ④「エ」

問7(声区/5点)

以下は声区について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。
(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. チェストボイスはC2以下の音域のみを指す。
  2. C2はチェストボイスではない。
  3. B3はミドルボイスの音域である。
  4. G4は女性の場合でもミドルボイスである。
  5. 男性でも女性でもファルセットやシャウトはヘッドボイスの音域である。
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ANS. 3,4,5

問8(楽典/5点)

以下は楽譜を記譜する際に使う記号について記述したものである。
正しいものを以下から選択しなさい。

  1. 「♭」はフラットと読み、変記号とも呼ばれ半音上げるという意味がある。
  2. 「♯」はシャープと読み、嬰記号とも呼ばれ半音下げるという意味がある。
  3. 「♭♭」はダブルフラットと読み、並べて表記することで半音下げた音を更に半音下げるという意味がある。
  4. 「♯♯」はダブルシャープと読み、並べて表記することで半音上げた音を更に半音上げるという意味がある。
  5. 「♮」はナチュラルと読み、本位記号とも呼ばれ♭や♯の機能を解除するという意味がある。
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ANS. 3,5

問9(リップトリル/5点)

以下はリップトリルについて記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。
(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. リップトリルは声帯の緊張も和らげる効果がある。
  2. 息だけのリップトリルでは、表情の緊張を和らげる効果はあるが舌の緊張を和らげる効果は無い。
  3. ロングトーンのリップトリルを30秒以上を目標に発声した。
  4. リップトリルは胸式呼吸でも構わない。
  5. 息だけのリップトリルを45秒以上を目標に行った。
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ANS. 1,2,5

問10(歌唱/5点)

歌唱する際に力が入っていてはいけない体の部位は次のうちどれか。正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

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ANS. 1,5

※誤って「3」も解答として含まれていた為、除外しました。(2024年10月追記)

問11(ボーカルトレーニング/5点)

以下はボイストレーニングの現場におけるボーカルトレーニングについてボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. ライブなどで歌う際、ボイストレーニングでの発声技術は70%しか活かせなかった。
  2. 歌のメロディと歌詞を読んだ時のイントネーションの流れが同じで説得力のある歌になった。
  3. 歌唱した時、一定のリズムをキープすることが出来た。
  4. 歌と話し声の声の質感は同じである状態が良い。
  5. 歌唱の中でもピッチやリズムが安定しているか確認した。
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ANS. 1,2,3,4,5

問12(喉のケアの方法/5点)

歌手志望の生徒がボイストレーニングレッスン当日、風邪をひいて喉を痛めてしまっていると仮定する。
この場合、レッスンを遂行する上で適切だと思われるものを以下から選択しなさい。(複数回答可、コロナ禍ではない平時の設定で回答せよ)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. プロはいかなる時でも声を出さなければならないため、通常のレッスンを行った。
  2. 声は一切出さず、喉のケアや音楽理論などの講習を行った。
  3. 歌を歌わない代わりに、高音域の発声中心のボイストレーニングを行った。
  4. 歌を歌わない代わりに、中音域の発声中心のボイストレーニングを行った。
  5. ステージングの研究を行うため、ライブビデオなどの研究を一緒に行った。
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ANS. 2,5

問13(音程練習/5点)

歌唱において音程が全くとれない生徒に対して、音を取れるようにするためのトレーニング方法として効果的であると思われるものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. メトロノームを使いながら発声練習を行った。
  2. 瞬間的な音を正確に発声できるよう、スタッカートでの発声練習を行った。
  3. 鍵盤で一つずつ単音を弾きながら、同じ音を発声できるよう練習させた。
  4. まず音を安定させるために腹式呼吸の練習を行った。
  5. 鍵盤でのスケール発声をハミングで行った。
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ANS. 2,3,5

問14(音楽理論/5点)

「ドレミファソラシド」という音階名は何語か以下から一つ選択しなさい。
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. イタリア語
  2. ドイツ語
  3. フランス語
  4. ポルトガル語
  5. 日本語
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ANS. 1

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