兵庫県立御影高等学校 放送部からインタビューを受けました!

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兵庫県立御影高等学校 放送部からのインタビュー

といったことについて、インタビューを受け、ご質問に答えさせて頂きました。

以下
兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ・・・兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん
当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ・・・当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮

発表(スピーチ)は、立ちと座りどちらの方が適しているか

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 発表(大勢の前で発表するスピーチ)は立って読むのと座ってよむのはどちらが適しているでしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 まず、立つということ自体が人間というのはこう、バランスを取らないと立てないので、緊張したりすると全身に力み、力が入ってしまうことがあるんですよ。
ですので、そういう意味では立ってスピーチをしたり、ナレーションをしたりっていうことに関しては、人によってはかなり体が硬くなってしまってぎこちないしゃべり方になってしまいます。
これがナレーションではなくてスピーチということであればある種の「表現力」っていうのが大事になってきますよね。
そういう意味では、声優さんと同じ形で「演じる」ということに関してはやっぱり立ってやったほうがいいのかなというのはありますね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では、アナウンスする場合は座ったほうが良いですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ええ、アナウンスというかナレーションの場合は基本的に座って行います。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 座った方がリラックスできるからですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。よくあるケースとして例えば、テレビ番組のナレーションの収録風景をテレビなどで見たことあります?

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん いいえ・・

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 あの、レコーディングブースなどに座って・・・

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん えっ!?座って撮るんですかナレーションって?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、ナレーションは座って録るんですよ。で、声優さんの場合は立って録るんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん はい、それは何度か見たことがあります。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ナレーションは原稿を読みながら座ってやるとか、まぁ、ラジオとかもそうなんですけど、ああいったものは座って行うのが普通ですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なるほど。

立って読むときと座って読むときの声の違いについて

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 立って読むときと座ってよむときの声の違いってありますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ありますね。大きく分けると、
立って読む場合というのは、身振り手振りを添えたりして、自分を表現していくと。つまり、役者まではいかないですけど、役者的な要素をいれるしゃべり方ですよね。相手を説得させていくというような・・・その場合は立ってやった方が説得力がでるんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なるほど、立った方が説得力が強くなる・・・

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。そして、
座って読む場合というのは、説得力を促すというよりかは、どちらかというと、一方的に発信するものが多いので、ナレーションのように。だから安定したしゃべり方というのが求められます。なので座ってやる場合が多くなります。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 用途によって適した方法が変わってくるということですね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、そういうことです。

発声するときの喉・お腹の動きについて

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では、次なんですけど発声するときの、体の中っていうのはどういう風に動いているんでしょうか?喉とかお腹とかです。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 まず、喉・・・声帯はですね、声を出すことによって開いたり閉じたりっていうのを繰り返すんですね。
閉じた状態っていうのが、声帯が摩れあって声がでる仕組みになってるんですよ。
開いた状態のときはどういうことかっていうと、もう声を出していなくて呼吸・息が声帯を通過しているときのことです。
声を出すときは息を胸の方から口の方に押し上げて、なおかつ声帯を閉じることによって摩擦が生じて声になるというわけです。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん つまり、声帯が開いてる時じゃなくて閉じてる時に声が出ているということですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、そういうことです。
そして、俗にいう喉が開いているかどうかという話は、それとはまったく関係のない話で、声帯のことではなく、ちゃんと喉の力みがとれていますか、とれていませんか?というような話になります。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 喉と声帯はまた別の話ということですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです。なので声の構造上の話をすると、声帯のほうの話をしなくてはいけなくて、
ボイストレーニング的なところで考えてみて、喉の開きとか閉まりとかがどうなんですかっていうことになってくると、力が喉をちゃんと抜けているのか抜けていないのかという話になります。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 喉は力が抜けてたほうがいいんですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ただスピーチとかナレーションっていうことに関していうと・・・歌の場合は抜けてなきゃいけないんですけど、「しゃべる」ということに関していうと必ずしも力が抜けてなければいけないかっていうとそうじゃないんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そうなんですか!?では、どういう時に力が抜けてたらよくて、どういったときに力が抜けてない方がいいんでしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 たとえば、「キャラクター」ってありますよね、しゃべる人の。で、そのキャラクターを出すときに、喉開くことによってキャラクターがでなくなっちゃったらそれはそれで説得力がなくなっちゃうんです。キャラクターを失うことが一番よくないことなんですね。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん キャラクターを出すのなら喉に力を入れるってことですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 力を入れなきゃいけないということではないですが、決して力を抜くことに焦点を置き過ぎなくても構わないという話です。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん じゃあ、抜かなくてもいいって感じですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 基本的にはナレーションはちょっと力を抜いたほうがいいと思うんですけど、例えば声優さんやスピーチになってくると、マイクに対して声が通るかどうかのほうが重要な問題になってくるので、喉を開けばいいかっていうとそういうものでもないんですよね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 一概にそうではないんですね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 人によってケースによって違ってきます。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では、私たちは読むときはずっと先生から喉を開くようにって言われてるんですけど、それは力を抜けってことなんでしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 「なるべく力を抜く」ということに悪い要素はないので、いいでしょう。
でも、キャラクターを壊してしまう・・ということに繋がるのであれば別に若干喉が閉まってる状態でも構わないと思います。
優先順位的には「マイクにしっかり声が乗っかってくれる」そういった状態を作ることの方がスピーチとかに関してははるかに上なんですね。
例えば、街頭演説してるような方だったりとかは、喉が閉まって声がガラガラ声になっちゃうんですけど、声はちゃんと通りますよね。マイクで。それと同じことですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あぁ、なるほど。確かにそうですね、言われてみれば・・・多分喉的にはよろしくないしゃべり方ですよね、あれ。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。よろしくないですけど、でもしゃべってる内容に説得力を出したいんだったら、ああいうこともやらなきゃいけないよねってことなんですよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ちなみに発声するとき、お腹とかのほうはどういった動きになっているんでしょう?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 お腹はですね、基本的にはしゃべるということに関しても歌う時の発声に関しても、横隔膜というものを作用させて発声するというのが基本です。
横隔膜というのは、あばら骨のちょっと下の方にある、お腹全体に広がっている膜のことです。
その横隔膜を下腹部の筋肉で押し込んで、反動で横隔膜を上に押し上げるわけです。そうすると肺が圧迫されて鋭い空気が声帯を通過して表にでていくから、それでパンチのある声というのがでるんですね。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ええと、単純に肺からだすのとどういった違いがあるんでしょうか??

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 呼吸には2通りあります。今言った腹式呼吸っていうものと、それから胸の式とかいて胸式呼吸というものがあります。ほとんどの場合ナレーターさんとかさっき言ったスピーチを専門にしてる方は胸式呼吸でやってる方が多いですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そうなんですか!?腹式ではなく・・・

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。腹式ではなくて胸式の傾向の人が多いですが、やはり長い目でみると喉を傷めないためにも腹式でやったほうがいいですよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 放送部の大会で朗読とアナウンスがあるんですが、胸式と腹式だったらやっぱり腹式でしょうか?読むとしたら・・・

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ううーん、こればっかりは実際にやる人の声質とか体の状態を見てみないと正直なところ、分かりかねるところもあるんですけど、基本的にはまず腹式でやるべきなんですよ。
ただ、さっきの喉の話と同じようにそれでマイクに乗るのが悪くなってしまったりとか、説得力が落ちてしまう。
説得力が落ちてしまうというのは、要するに「無理してやってるような感じ」が出て、しゃべっている内容が嘘っぽくなってしまうとか、そういうこともよくある話なんですよ。
そうなってしまうくらいなら、あまり胸式だ腹式だということに捕われすぎず、100%腹式じゃなく胸式がだいぶ混じっても構わないからバランスよくやるというのが一番いいと思いますよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 一番はやっぱり説得力ですね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです。実践的にやるなら「説得力」というところを全面に出していかないとだめですね。
練習だったら腹式で練習すればいいんですけど、それは練習の段階の話であって、実践でやるってことになったら「説得力をだすんだ」ということに集中してたほうがいいですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なるほど。腹式胸式よりも説得力を優先して。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです!そして、普段の自分らしい声で。

声質と腹式呼吸・胸式呼吸の関係

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん さきほど、「その人の状態とか声質を見ないと」というお話でしたが、その声質・状態というのは、どういう風に胸式・腹式に関係してくるんですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 それは結構難しい話になりますが、その人によって声質のクセというのもあると思うんですよ。
例えば、息の量が声を発声するのに対してものすごく多いタイプの人とか、ボソボソといってしまうタイプの人とか・・・

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あぁ、ウィスパーな人。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そういう人は、胸式の傾向が滅茶苦茶強いんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 息がいっぱいだからですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。息がいっぱい出ている場合というのは、胸式の傾向があまりにも強すぎるので腹式のやり方を中心的に教えた方がいいんですが、息の量が少なくて比較的声がはっきりしてる人の場合はそもそも腹式で発声できているというケースもあるんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そもそも腹式で、最初から?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ある程度は・・ですが。そういう方の場合はナレーション等をする場合はあえてやわらかい声を出す場合もあるので、もう少し胸式にした方がいいんじゃないかって判断を下すときもあります。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 人によってって感じですね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうなんですよ。あとは、身長が高いとか低いということでも声っていうか体の使い方って微妙に変わってきます。
例えば身長が高い人の場合、おへそから口元までのこの距離っていうのが身長が低い人よりもありますよね。だから、腹式をやろうとお腹をへこませても息が上っていくスピードが遅いわけですよ。
でも身長がだいたい160cmぐらいの人だったとしたらそのスピードがもっと速いわけですよ。だから遅い方はアプローチの仕方も全く変わってくるんですよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 高い人だったりするとどういった教え方になるのでしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 高い人の場合は・・・これは一般的な統計をとった場合ですけどね、結構腹式うまくできない人が多いんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あ、距離があるから・・・

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうなんですよ。だから、身長が高い人っていうのは胸式が混じってしまうのは間違いないんですよ、はっきり言って。だからそれをどこまで腹式に近づけるかっていうことを練習していきます。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 逆に身長が低い人だったら胸式を混ぜるっていう感じになるんですか・・・?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 いえ、腹式が強いことに問題があるわけではないです。胸式は混ぜようと思えばいくらでも混ぜられるので、練習という段階なら腹式の練習をすればいいと思います。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 立って読む場合・座って読む場合に、腹式と胸式どっちが向いているというのはありますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ありますね。
例えば先ほどの、座ってやった方がいいですよっていうナレーターさんの例です。ナレーションや朗読の場合は基本的には座ってやるんですよ。座って読むと横隔膜が作用しやすいんで全身の余分な力が抜けてくるんですよ、座ることによって。
なので、その場合は座ってやった方がいいってことなんですね。これはもうプロの現場でも同じですね。
声優さんや役者さん、街頭演説される方、セミナーをやられてる方・・・そういう人の前で演じるタイプの人というのは、いわゆる立ってやるのがまぁインパクトとしてはいいだろうなという話ですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 立った方がインパクトが強く。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 インパクトも強いし何よりも伝えるということが大前提になってくるので、そこに腹式で完全にやってくださいとかっていうのは、正しい形ですけどそこに集中しすぎるのはちょっと危険かなと。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あぁ、やっぱり伝えることが重要だからですね。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 練習するときは腹式です。これは当たり前ですよ。ナレーションでもスピーチをするかたでもみんな腹式の練習をすればいいんですけど、実践では優先順位が変わってきますということです。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なるほど。練習と実践はまた別として。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。別です。

立って発声するときと座って発声するときの体の動きの違いについて

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 立って発声するときと座って発声するときの体の動きの違いってありますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 立ってやってるときと座ってやってる時の体の違いは、強いて言うならば、座ってやってる時の方が立ってやってる時よりも体全身が力まない。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あ、そうですね、最初に緊張状態になるどどうしても力みがちになるって・・・

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです、人間って立ってるだけでもバランスを取らなきゃいけなくて、そのために筋力を結構使うので、それだけもちょっと力んでる状態とはいえるんですよ。
それに輪をかけてその緊張とかがあると体がガチガチな状態になっちゃう人が多いですよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では、立って読むほうに向く人っていうのはどういう人になるのでしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 その場合向き不向きの問題ではなく慣れの問題だと思いますけどね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 慣れですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ええ。普段から腹式の練習もいっぱいやってます、喉の開きもいっぱいやってます、声の響かせ方もしっかりできましたよっていうことをずっと続けてやってきたりだとか場数を踏んで何度も何度もやっていくことでの慣れで、力みっていうのは徐々に徐々に減らしていくことができるんですよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では、立って読むのは上級者向けという感じですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ううーん。この辺はその人の器用さによりますよね。上級者向けでは別にないです。
例えば、これが歌だったりっていう話になってくるとバラードみたいなゆったりした曲だったら座ってやった方がうまく歌えるとか、あとアップテンポは立って歌った方がグルーヴ感はでるから立った方がいいとかっていうのは明確に言えるんですけど、でも「しゃべる」ということに関していうと、やっぱりこれは場数が問題になってくと言えますね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん じゃあ結論としていうと向き不向きではなく場数・・・?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです。場数と練習量。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ちなみに、読みに対する初心者、ほんとに初心者で腹式呼吸とかあまりできない人だったら座りのほうがいいですか?その人が朗読をするとしたらなんですけど・・・。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 全くその知識がない状態だったら、正直いって立ってやっても座ってやっても対して変わらないと思いますけどね。
ある程度知識を得た状態であれば立ってやったほうがいいのか座ってやったほうがいいのか、初期段階で結論付けてやっていくことも可能かと思うんです。
一番初めの状態というのはそういうことも知らないっていうことであれば、立ってアプローチしても座ってアプローチしてもいい方を選んだらいいんじゃないかって話になってしまいますね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 個人の好き好きって感じになってきちゃいますかね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。何も練習してないんだったらそうなってしまいますね。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 緊張しやすい人だったら座りになったりしますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 緊張してしまう人だったら座った方がいいのか・・・。うーん。そのような教え方はしませんけど、座った方が落ち着くってことであれば座った方がいいんじゃないかってとこはあります。そういうレベルの話ですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あぁ、確かに。立って落ち着く人もいれば座って落ち着くひともいますもんね。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では、ちなみに日本人だから立って読むほうがいい、座ってよむ方がいいっていうのはありますか?日本人の体的に・・・とか。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 いや、それは万国そんなに変わらないですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 変わらないですか。ありがとうございます。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 放送部の大会ではアナウンスや朗読を読むときに、結構上位層に座って読む人が多いんですけど、というかそもそも全体的に座って読む人が多いんですけどこれってなぜだと思われますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 座るのは朗読の基本ですからね。ナレーションですとか、朗読はナレーションですよね。ナレーションとかっていうのは座りが基本なんで、座ってやる人が多いのは当然ですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん だから上位層も座って読む人が・・・・。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ええ、そうですね。落ち着いて読みたいというような方向性で多分やりたいんだと思うんですよ。
ただ、スピーチということに関しては座って読むことに説得力が出るのかっていうと必ずしもそうではないんですよ。どうやって伝えたら良いのかってことが先行しますから。
例えば、言葉の使い方だけじゃなくて表情の作りかただったり、多少の身振り手振りを混ぜてみたりとか、とにかく説得力がものをいいますので、そこは大きく分けた方がいいと思います。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ちょっと横道にそれてしまうのですが、アナウンスってスピーチとナレーションだったらどっちに分類されるのでしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 アナウンスはスピーチとナレーションどっちに分類されるのかですよね。これはナレーションですね。アナウンスの場合は。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ナレーションなんですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ええ。ナレーションですけど、アナウンスというのは、確かに相手に伝えるって意味合いの言葉なんですけ。だけど、淡々と伝えるっていう要素が入っているので。そこに感情をいれてはいけないのがアナウンスなんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そうですね。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 だから、ナレーションというものの方に分類されてくる。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なるほど。えっと、ではアナウンサーさんってけっこうニュース番組とか見てると立って読んでる方もいらっしゃるのですが・・・。アナウンスもやっぱり基本は座りになるのでしょうか。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 座りの方がいいですよ。本来は。ただテレビだと、仕事上座って天気を伝えるわけにもいかないですし、パネルを座って回転させるわけにもいかないし。それはもう、演出上の問題が関わってきますね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では朗読もアナウンスもやっぱり基本は座りですかね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 朗読、アナウンスは基本座りですね。

立って読むときのコツ

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん アナウンス、朗読で立って読むときのコツについてお教えいただきますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 アナウンス、朗読で立って読むときのコツ・・・。余計な身振り手振りや表情を変えるとか、そういうのはあんまりなくした方がいいですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そうですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、淡々とっていうのが一番いいと思います。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 淡々と・・・。朗読では結構表情豊かにと言われてるのですがそれは・・・?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 表情豊かっていうか表現力の話ですよね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あぁ、別に表情じゃなくて表現力。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、表情とかそういう外で見えるような要因のものは省いて、文章を読み上げるってとこでの表現力っていうところで、表現力をだしていくってことですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では別にそんなにこやかな場面でにこってしながら読まなくても・・・。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、それは必要ないと思います。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 他に気を付けたらいいところとか、これはしちゃいけないということはありますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 よくありがちなのは、人前でナレーションをしたりするとやっぱり緊張してしまいます。
それで声のトーンが下がっちゃう人が結構多いんですよ。ですけど、本来自分が一番マイクに乗りやすい声のトーンというものがあって、それはその人それぞれだからどの帯域なのかとか言えないですけど、それをですね日々の練習ではっきり見つけて、本番でも同じようにそのトーンでできるのかどうかだと思いますね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 自分のトーンをみつけて本番でもそのトーンで・・・。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。そして、その一番いいトーンとは何かというと、それは普段練習しているときに自分の声を録音してみればいいんですよ。
いつも録音してると思うんですけど、でも録音したときに一番マイクに自分の声が通る、通る話っていうときの朗読してるときのトーンっていうのはどの辺のものなのかある程度決めておいて、それを実際人前でやるときもできるかどうかっていうのが一つのコツだと思いますけどね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 自分なりの伝えやすいトーンの発見ですかね。伝えやすいというか通りやすい声の・・・。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 それが本番でもそのままできるかどうかっていうところ。これが結構できない人多いんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そうですね、結構緊張しちゃうと私もトーン下がりがちになっちゃいますので。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ちょっと暗くなってしまいますからね。暗いナレーションをするなら暗くてもいいんですけど。そうじゃない時もあるわけで、それは普段、自分の良さっていうのを十分に発揮できるような場数をしっかり踏むことでしょうね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 場数・・。やっぱり場数ですか。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 それは大事ですよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ちなみに、放送部の顧問は立って読んだ方が声が出やすいっていう風に言うんですけど、それって実際どうなのでしょう?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 先生のご意見もあるのであまり違うとは言いたくないんですけど、でも「立ってやるから声が出やすい」ということはないですね。
立ってやったほうが確かに、「全身を使っている」という面では、なんて言ったらいいんでしょうか・・・気合いが入るとまでは言わないですが、まぁ技術的なことはさておき・・という話なんじゃないでしょうか。意気込みの問題だと思うんですよね、この場合。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん あ、意気込み。つまりいうと思い込みですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 思い込みの要素もありますね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん じゃあ、声が出るような気がする!みたいな感じですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです。例えば、小学校の時にみんなで合唱やった時みたいにわけもなく立って歌いましょうっていうようなことと同じことなんで、それは。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 言ってしまえばほんとうに思い込みですかね、それは。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうなんですよね。論理学的・発声学上は立ってやったほうがいい場合と座ってやったほうがいい場合っていうのは色々分かれてくるので。必ずしも立ってやらなきゃいけないということはありません。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん では別に声の出やすさとかはあまり関係ないですかね。立って読むことも座って読むことも。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 「読むということ」に関係してくると、その用途によって変えたほうがいいと思います。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 先ほど言ったように立って読むときは説得力を持たせたい時で、座って読むときは淡々と伝えるって感じですかね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。

座って読むときのコツ

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 座って読むときのコツもぜひ教えてもらいたいです。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 座って読むときのコツですね。まず座ってる時点で下半身が固定されて力みがそこまで入らない状態ではあるので、机もあれば上半身もひじをついて固定しちゃえばいいんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ひじをついて固定・・・?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。下半身はイスに座っているわけでしょう?で、上半身は机があれば両肘をついて、それで原稿があるんだったらそれで原稿を読む・・・という形にした方が力みは最大限取れますので、朗読やナレーションはしやすくなると思います。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 座ってよむときは体を固定して力みをとるって感じですかね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。さらに、マイクに乗りやすい声で話すっていう感じですかね。
普段から腹式を意識して、本番では腹式とかあんまり考えないようにして「マイクに乗りやすい」ということを重点的に考えた方がいいですよね。
そこでちょっとニュアンス的に息っぽい感じをもうちょっと混ぜたいなってことだったら少し胸式でウィスパーを足していくとになってくると思います。
基本的には堅い声をまずは出せるようにして、そこに息を足していく感じですね。匙加減の調整ってのはそうやっていきます。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そこからちょうどいい声を模索していくって感じですね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なんか深いというか・・・。では結論としていうと、練習の時には腹式呼吸を意識して聞こえやすい声のトーンを模索して、本番ではただ伝えることを意識するという感じですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。
用途によってですね。
スピーチの場合は伝えるが大前提。
朗読やナレーションの場合っていうのは伝えることも大事なんですけど、それ以上に声の質感を熟知していく。
それから力を抜く。
これが一番重要になってきますよね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 要するに落ち着いた状態にすると。質感というのは先ほど言われた、ウィスパーを足したりってことですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。とにかく落ち着いて、あっぷあっぷな感じにならないことをですね、ナレーションの場合は。とにかく落ち着いてゆっくりと。

立って読むとき、座って読む時のベストな姿勢について

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 追加質問なんですけど、立って読むときって姿勢をまっすぐにした方がいいとよく言われますが、立ちと座りでベストな姿勢はありますか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ナレーションするときは立つ姿勢はすらっとしっかり立ってください。発声における模範的な立ち方で。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 肩幅ぐらいに足を開いてって立ち方ですかね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうです。そして、体はあんまり動かさず、ナレーションを淡々と行っていくと。
とにかく立ってやってるナレーションも座ってやってるナレーションも、キーワードは落ち着いてやるてことです。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん それは立ってやることになったとしても、やっぱり落ち着いた姿勢でやらなきゃいけないんですね。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、力の抜けた状態で。でも政治家さんみたいなスピーチをする人っていうのは立ってやるんだけど別に落ち着く必要はないんですよ。
それよりかは伝えることを重要とするんです。だから根本的にやり方、アプローチの仕方が違うんですよね。
今回のように朗読とアナウンスだったら、両方とも落ち着いての方になるので、座ってやっても立ってやってもいいんですけど、落ち着いた状態でなるべく力を抜いて自分の一番声の安定したところを模索して本番でも普段の練習のトーンを崩さないでできるかどうかっていうのが大きなポイントになってくるとおもいますね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん とりあえず自分の落ち着くペースでって感じですかね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん じゃあ座ってるときは手を置いて固定してって感じでしたよね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 背筋はピーンですかね?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 立ち姿勢の場合は足を肩幅に開いて全身の力を抜いて、手は両腕は横にダランと垂らして頭のてっぺんのつむじのあたりを天井にむかって引っ張りあげられているような状態で立ってしゃべるのが一番いいんですよ。それが基本的な姿勢ですね。ちょっと顎をひいたか顎をあげるかっていうのはその人の骨格で変わってくるんですけど。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん どういった骨格でしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 首がちょっと斜めに前についてる人っているんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 斜めに前についている?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい、斜めに前に出ている人とそれから首がちゃんと90度でまっすぐついてる人とで2通りあるんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん そうですね。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そして、まっすぐくっついてる人のタイプっていうのは顎をちょっと、むしろあげた方がいいんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 上げるんですか・・・?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。その方が声が通るんですよ。座ってるときは別にそうしなくてもいいんですけどね。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 座ってる時はそんなに顎は気にせず?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 気にしなくていいと思います。座ってる時にちょっと前かがみになるだけで、あの角度ってだいぶ変わってくると思うので、顎というよりは座ってる姿勢だと思います。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 座ってる時は背筋はちょっと前かがみになる感じですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 いや、そうとも言えないですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん と言いますと?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 例えばさっき言った、その首が直角についている人の場合っていうのはその人に関してはちょっと前かがみの方がいいっていうケースもあるんですけど、首がそもそも前の方にちょっとくっついてる人のタイプっていうのは、座っているときは正しい姿勢でピンッと張って座っていないとただでさえ首が前のほうに出てるので、今度は少し引かないといけません。
角度の問題なんですよ。この角度を間違えると、舌が喉の中を圧迫してしまいます。圧迫すると声が前に飛ばなくなるので、その舌の状態を加減していくのが大事なんですね。その角度によって。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん はい、そうですね、舌が邪魔になることもあるわけですね。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ただそれは、その首の角度によってある程度変えられる部分もあります。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん つまり立つにせよ座るにせよ綺麗な姿勢で、でも顎に関してはその人の骨格によって変えるといった感じですか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 そうですね。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 他校の顧問の先生とかにも聞いたことがあるんですが、だいたいの方が立った方が声がでると仰ってたので、新しい発見といいますか・・・。本当にありがたいです。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 最後にもう一つポイントをいうとしたら、発声というのは、歌の発声とか練習の発声とかアナウンスの発声とかってとこも全部含めてなんですけど、全部理屈で成立しているものなので。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 理屈で?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ええ、理屈です。だから理屈が通ってないとだめなんですよ。だからもし顧問の先生が立ってくださいって話をされていたんだとしたら、なんで立ってやらないといけないんですか?ってとこなんですよ。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 理屈を?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 はい。理屈が説明できた時に初めて練習できるわけであって。練習のカリキュラムを組み立てていけるわけですから、座ってやる理屈立ってやる理屈がちゃんと存在するわけですよね。
だからその辺を踏まえたうえでなぜ立ってやらなければいけないのか座ってやらなければいけないのかっていうのを考えつつやっていくのが今後のポイントになっていくんじゃないかと思います。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なるほど。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ポイントは理屈ですよ。


兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん 最後に気になってしまったのでお聞きしたいのですが、発声練習をするとき、それこそまた顧問に立ってやったほうがいいと言われているのですけど、それは立ちと座りどっちのほうがいいんでしょうか?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 どんな発声練習ですか?

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん ロングトーンと「あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ」の滑舌練習という感じの発声練習です。

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 ウォーミングアップということであれば、立ってやることをお勧めしようと思います。その場にいたら。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん それはいったいどういう理由で・・・?

当連盟代表理事/ボイストレーナー 青木亮 座ってそれやってたら体が発声することに対してあったまってこないというか、要するにストレッチみたいなものですからね。
それは座ってやってたらできないことだから、その場合は立ってほうがいいんでしょう。
ただ実践的にやるとなれば分けた方がいいんでしょうね。立ちと座りで。

兵庫県立御影高等学校 放送部 部長さん なるほど、本日は本当にありがとうございました!

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