声楽発声とマイク前の発声について

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【声楽発声とマイク前の発声】

はじめまして。
私は今、声優の専門学校に通っています。
アフレコの授業の時に、大きい声を出しているのですが、後で録音したものを聞いてみると、自分が思っているよりも小さく聞こえました。
ですので、友達に私の声を聞いて頂きました。
私は高校時に、声楽を勉強していました。
友達が言うには、私の発生方法は、頭の方を通って発声される、舞台向きの声だね、と言われました。

確かに私は、舞台方面の勉強もしていて、そういったところは確かにプラスな意見ではあるのですが、私は今は声優としてマイクに声が乗る発声ができるようになりたいと思っています。
前者の発声の仕方も失いたくないので、両方を習得する事はできますか?
また、マイクに乗りやすい発声方法を教えて頂ければと思います、よろしくおねがいします。

【連盟技術担当スタッフ:以下回答】

こんにちは、連盟技術担当スタッフです。

ご質問ありがとうございます。
声優の学科、専門学校に通われているという事は、基礎トレーニング(発声や発音など)は既に勉強されていると思いますので、それ前提でお話をさせて頂きます。
先に結論から申し上げますと、2つの発声を兼ね備えるのは可能です。
ですが、もし、混乱してしまうのであれば、一個づつ、的を絞って行っていくのが良いかと思われます。

・口とマイクの角度、あるいは距離
・高音の声質か、低音なのか、共鳴や吐く息の量、漏れ
・マイクを使う際の音の反響レベル

こういった条件でも、結構変わってきます。
実際にお声を聞いていないので、的確な事はお伝えするのは難しいですが、「抜ける声」「通る声」を習得していく事をおすすめ致します。
これらは、マイクに乗りやすいからです。

「抜ける声」というのはオケに埋もれず、しっかりと聞こえる声を言います。
オケに対しての浮いた声です。
当然、ここで言いました浮くというのは、良い意味での浮くです。
自分のピッチ、音程が外れていたり、リズムがずれている状態での浮く、ではありません。
浮いた、抜けの良い声というものは、歌でも聞いていて心地よいですし、日常の会話においても説得力があります。

その、浮いた声はどうするのか、大事な4項目が以下です。

①腹式呼吸を習得する。
②吐く息の量を減らす。(横隔膜を下げないようにする)
③唇をハミングで振動させる事ができる。
④部屋が振動するくらい、自分が発声した時に共鳴ができている。

ハミングはとても大事です。
ハミングで唇を振動させる、唇の振動は何を意味するかというと、しっかりと声が前に出ているという事なのです。
つまり、これができているという事は、声が抜ける、という事なのです。

唇が振動している状態のまま、そのまま口を開いて発声をしてみて下さい。
すると、普段発声している時よりも、しっかりと輪郭のある固い声質になっていませんか?
はっきりとした、聞き取りやすい声質、とも言い換えられます。
このはっきりした声というのは、吐く息の量も同時に少ない状態を意味します。
吐く息の量が減を減らす事で、抜ける声というのをマスターする事が可能です。

また、今回の質問から想定できるのは、リップトリルで発声するよりもついつい力んで発声してしまっているかと思われます。
もしそうだとしたら、発声する前にリップトリルを行ってみて下さい。
ですが、その前に、抜ける声というのがどういうものかを知っておいて頂いた方が良いです。
理解された上で、リップトリルを行うと、力加減も良い塩梅で、抜ける、良い声が出るようになります。

ご自身でテープレコーダーなどで声を録音してチェックしてみるのも良いですが、一番はボイストレーナーさんに師事する事をおすすめ致します。

ボイストレーニングを習いたい、教室に通いたいといったご相談も当連盟ではお受けする事が可能ですので、ご相談くださいませ。
益々のご活躍を期待しております。頑張ってくださいね!

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