飲酒後に歌う時、喉に影響が出ないように対処する方法はありますか?

日本ボイストレーナー連盟の鈴木です。
勉強会にて、下記の質問を頂きましたので回答をさせて頂きます。

目次

【質問】飲酒時のカラオケで、喉に影響が出ないようにするには?

お酒を飲んだ後にカラオケに行くことが多いのですが、いつも翌日喉が痛くなります。
喉に影響がないように対処する方法はありますか?

【回答】飲酒と発声について

こんにちは。
日本ボイストレーナー連盟 ボイストレーナーの鈴木と申します。

ご質問ありがとうございます。
早速回答させていただきたいと思います。

お酒と歌、たばこと歌などに関しては以前からたくさんご質問頂きます。
多くの方が気になるカテゴリーだと思いますので改めてお伝えしていきます。

飲酒時の発声・喉の状態

お酒を飲んだ後に歌うということ自体、本来喉に良くないことです。
それは話し声であっても同じことが言えます。
(むしろ人によっては歌声よりも話し声の方が負担が大きい場合もあるほどです。)

お酒を飲むと血流が良くなります。
ビールを飲んだ直後等は喉も潤って「声が出やすい」と感じることもあるでしょうが、血流が良い状態というのは、簡単に言うと充血している状態です。

そんな状態で声を出すと喉や声帯周りに炎症を起こしてしまいます。

少量のお酒であれば出やすくなる場合もありますが、ほとんどの場合、少量では終わりません。

声帯の乾燥

さらにお酒を飲むと、分解するために体内の水分を使います。
すると喉が乾いてきて、実際喉が乾燥してきます。

水分不足は第一に粘膜部分に影響が出るため、粘膜でできている声帯は特に乾燥の影響が大きいと思って下さい。

乾燥した状態で声を出すと喉に負担がかかるため悪循環です。

ボイストレーナー連盟としては「お酒を飲んだら声を出すな」と言いたいところですが、飲みの席で会話するなというのも現実的に無理があります。
付き合いでカラオケに行かなければならない時もあるでしょう。

水分補給について

そういった時はできるだけ水を摂取するようにしてください。
お茶は殺菌効果があり、声帯の粘膜も流すなんて言われてますので、お茶よりも水が良いです。
間違っても他のお酒で水分を補給しようとしないでくださいね。

お酒を飲んだら水もしっかり飲む。
そうすることで失った水分を補給して喉の乾燥をある程度防ぎ、お酒の席でもできるだけ喉に負担がかからないように努めることができます。

話し声はなるべく大きな声を出さないように心掛けると良いでしょう。

その後はのど飴をなめたり、充分な睡眠をとるなどして喉の調子を整えることも大切です。

決して無理はなさらないように気を付けて下さいね。

一般社団法人 日本ボイストレーナー連盟
ボイストレーナー/鈴木 智大

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