こんにちは。
日本ボイストレーナー連盟 ボイストレーナーの青木亮です。
今回はボイストレーニングに関連する話ですが『見た目で魅了する歌い方・喋り方』について考察したいと思います。
これは歌に関するだけではなくて、セミナーや講演会など、
大勢の前でお話をするお仕事の『話し方』にも役立つトピックだと思います。
人を魅了する歌い方について
さて、あなたがテレビで目にする歌手、アーティストで
「あ、このアーティストの歌い方カッコいいな」
「歌い方がセクシーである」
「歌い方がグッとくる」
などの印象を持つ事は多分にある事だと思います。
勿論、その歌手、アーティストの持っている声が素晴らしいから…と言うのは当たり前ですが、声だけで表現者の表現力が卓越しているとは言えません。
これはボイストレーニングの先にあるボーカルトレーニングという部分でレクチャーをして行くのですが、自分の声を録音するだけではなく、ビデオカメラで歌っている所を撮影する様に指示を出します。
【※その前にボーカルトレーニングってなんだ?という事かもしれませんが、ボーカルトレーニングとは歌い方や歌い回し、またアーティスト性を育てて行くより現場に切り込んだトレーニングになります】
身体や表情の動きを録画することも大切
実は声は録音して聴き直す事も音程矯正やリズム補正の面で非常に大事なのですが、身体や表情の動きを録画する事もとっても大事な事なのです。
先ほども申し上げましたが、録画は歌手やアーティストに限った事ではなくて、声を使う職業全ての方々に当てはまる練習方法なのです。
一番分かり易い所だと役者さんを思い浮かべてみて欲しいです。
役者は役になりきって声のトーンも作り込んで行くわけですが。
悲しいシーンであるから、悲しい声を出します。
楽しいシーンであれば、高い声を出しますよね。
これは当たり前ですが、実はこれを着実に実行しているのは役者さんが殆どで、駆け出しの歌手やアーティストさん、また講演者や声優はやっていない事が多いのです。
声以外の表現力を高めるには
表情や身体のちょっとした動きにアクセントを付けて、そしてそれを声に自然に反映する技術は録画して身に付ける事が一番早いです。
色々な歌い回しなどを録音して研究に研究を重ねる歌手、アーティストは多いです。
腹式呼吸や胸式呼吸、共鳴、ファルセット、裏声、表声、喉を開く、、、tec.
という事で技術的な事に捉われ過ぎて見せ方を置き去りにしてしまうのが声という目に見えない飛び道具の盲点なのです。
もし、ボイストレーニングを行っていても表現力に行き詰まりをあなたが感じていた場合。
是非、ご自身の歌っている姿や講演している姿を録画してみて下さい。
講演者さんの場合はセミナーや講演している時じゃなくても、部屋で一人でみっちり喋っている姿全身を録画すればokです。
で、身振り手振りをしながらどう声が出ているのか?
どんな風に見えているのか?聞こえているのか?
是非客観的に検証してみて頂きたいと思います。
今回はボイストレーニングに関連する話ですが『見た目で魅了する歌い方・喋り方』について考察させて頂きました。
我々、一般社団法人日本ボイストレーナー連盟主催の『JAVCERT有資格のボイストレーナー紹介』講師派遣などのご依頼を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
是非、この記事を読んで頂き疑問に感じた部分がございましたら都度お問合せを頂きたいと思います。
一般社団法人 日本ボイストレーナー連盟
ボイストレーナー/青木 亮