魅力のある話し方、喋り方について

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こんにちは。
日本ボイストレーナー連盟ボイストレーナーの青木亮です。

本日は魅力のある話し方、喋り方について考えて行きたいと思います。

魅力のある話し方、喋り方を知る前に。
逆に魅力を感じにくい話し方や喋り方とはどの様なものかを知っておく必要があります。

魅力を感じにくい話し方や喋り方とは?

声に対して息の分量が多量

ズバリ、簡単に説明すると声に対して息の分量が多量である場合。
そういう場合は話し方や喋り方に人間は魅力を感じ難いと言われています。

なぜでしょうか?

声に息の量が多く混じってしまうとボソボソした声質になり聴き取り辛くなるというのが一点あります。

聴き取り辛くなれば相手の話す内容や喋る内容に興味をそそられないというのが普通です。

聴き取り辛ければ興味云々の前に声という手段で意思を伝達する能力が乏しくなりますから、これは当然息の量を減らすという方向で改善の余地があるわけです。

声が低過ぎる

次にこれもまた単純ではありますが、声が低過ぎるというのも魅力を削ぐ原因になります。
声が低くても声に対して息の量が少なければ聴き取り易いので問題ありません。

むしろ、声が低くて息の量が声に対して少なければ、個性的な声質であり、相手に対して魅力を感じさせる事が尚一層可能かもしれません。

しかし、一般的には声が低くなると胸式呼吸での発声の傾向が高まり息の量が増えてしまうので説得力に欠ける声が出来上がってしまうのです。

説得力のある声

今、私が『説得力のある声』という表記を致しました。
説得力のある声とはどういうものかと言いますと、……例えば、喋る事や話す事を生業としている方々を想像してみると良いかもしれません。

政治家が一番分かり易い例かもしれません。

その中でも小泉純一郎元総理大臣。
小泉さんは喋りの天才です。

街頭演説をすればその声に引き込まれて行きます。
実際に郵政民営化の良し悪しは別として、小泉劇場というのはその喋り方に国民が引き込まれるから成立していたものと考えます。

もし、小泉純一郎元総理の様な喋り方を会社のプレゼンテーションで出来たら。
どうでしょう?納得して貰える様なプレゼンが出来そうな気がしませんか?

小泉純一郎氏の喋り方、話し方

小泉純一郎氏の喋り方、話し方を考えてみると。
特徴として先に申し上げた様な『息の量が少ない』『声が高い』という事が言えます。

政治家として走り続けた結果、自然と身に付いた喋りの技術だとも言えますね。
しかし、この様な喋り方をボイストレーニングで身に付ける事は可能です。

話し方のボイストレーニング

声に対し『息の量を少なくする』トレーニングを行い、息の量が減ったら『声を高くする』トレーニングを行う。

腹式呼吸、胸式呼吸の使い分けをする。

共鳴を理解する。

などなど方法は色々あります。

勉強会・話し方の講座について

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一般社団法人 日本ボイストレーナー連盟
ボイストレーナー/青木 亮

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