ボイストレーナーは歌がうまくないといけないのか

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一般社団法人日本ボイストレーナー連盟スタッフです。
今日は、「ボイストレーナーは歌がうまくないといけないのか」という内容について考察していきたいと思います。

ボイストレーナーは歌がうまくないといけないのか?

一般社団法人日本ボイストレーナー連盟としての立場からお答えさせていただくと、結論としては、ボイストレーナーは歌をうまく歌えたほうがよいと考えます。

ボイストレーナーが歌をうまく歌えたほうがよい理由

大別して理由は2つあります。

1.生徒さんの要望に応える

例えば、もしピアノを習いたいと思った場合、ピアノの上手な先生に習いたいと思うのではないでしょうか。

更には、「こんな先生のように弾けるようになりたい」と思える先生に習いたいと思うはずです。
ボイストレーナーも同様で、こんなふうに歌えるようになりたいと生徒さんに思ってもらえるボイストレーナーのほうが、生徒さんは安心感と信頼を持って習えると思います。

ボイストレーナーを選ぶのは生徒さんです。

2. 理論と実践は両方とも大事

ボイストレーナーとして、発声方法や音楽理論を教えるための知識も大事ですが、音階練習や歌唱指導などの実践も大事です。
歌唱指導の時、ボイストレーナーの歌が下手だと生徒さんはどう思うでしょうか。
きっと、『このボイストレーナーさんに教わって大丈夫かな…』と不安になってしまうことでしょう。

もちろん、「名選手名監督にあらず」という言葉もありますから、突出した歌唱力が必要というわけでもない。

ですが、人に指導できる程度の歌唱力がないと説得力がなくなると考えます。

多様化してきているボイストレーナーの仕事

ボイストレーナーも様々な人がいて、音楽理論専門の方などは、生徒さんの前で歌わないという人もいます。
そのスタイルを求めている生徒さんでしたら特に歌をうまく歌う必要性はないかもしれません。
ただ、多様化してきているボイストレーナーの仕事に対して、歌をうまく歌えたほうが、アドバンテージがあることは確かです。
与えられるものが多い方が、生徒さんの要望をより多く満たすことができます。

より多くの生徒さんの要望を満たせるという観点からも、ボイストレーナーは歌をうまく歌えたほうがよいと考えます。

以上、今回は「ボイストレーナーは歌がうまくないといけないのか」についてお話しさせていただきました。

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