パワフルなビブラートについて

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【質問タイトル:パワフルなビブラートについて質問があります】

こんばんは。
はじめまして、バンドでボーカルをやっております、24歳の男です。

自分は、ここ最近新しいバンドを結成しました。
今まではハイローズやゴイステ、ハイスタなどのパンク系を好んでやってきました。

しかし、バンドが解散したのをきっかけに、今までやってみたかったジャンルに挑戦したいと思い、現在のバンドを結成したのです。
あまりピンとこないかもしれませんが、superflyの男版?の様なバンドを組みたかったのですが、メンバーは上手なのに自分がなんか違うんです。

上手く言えないのですが、僕の歌唱力が足らなくてsuperflyの様にならないって感じです。
最初は自分なりにいい感じだと思っていたのですが、周りの意見が…
・なんか下手
・怒鳴ってるみたい
・張り上げ?てるだけ
・全然上手くない
散々な感じでした。

でもsuperflyはすごくパワフルなイメージです。
僕もパワフルに歌いたくてやっているのにどうして下手だと言われてしまうのでしょうか?

そしてこれはまた別の質問なのですが、superflyはなぜあんなにパワフルなのにビブラートをかけれたり、何よりも長時間歌っていられるのですか?
長くなってすみませんが、どうか教えてください!!

【連盟技術担当スタッフ:以下回答】

こんばんは。
連盟技術担当スタッフです。
文面からご質問者さんの熱い気持ちが伝わってきましたよ。

ここから詳しく説明しますが、もしかするとその熱い気持ちが、ビブラートを掛ける事の出来ない原因と関係しているのかもしれません。
熱いのはとても良い事です。

ですが、その熱さが必要以上の力を生み出してしまい、それが力みとなり、superflyの越智志帆氏の様に自由に、そして伸びやかに歌えなくなってしまうという可能性がとても高くあると思います。

パンクや青春パンクといったジャンルは私自身大好きですので、決して否定する意味で言うつもりはないのですが、脱力からは遠く離れた『喉声』で歌っているケースが数多く見受けられます。
ですので、ご質問者さんはパワフルな歌声を喉の力みで出しているのではないでしょうか?

実は、越智志帆氏の様なパワフルな歌声は力んでしまっては表現する事が出来ないのです。
もう少し詳しくお伝えすると、声(息)お腹で支えている分、それを力みと感じる人もいらっしゃると思います。
しかし、声帯周りの筋肉、すなわち喉は完全なる脱力状態なのです。
だからこそ、あんなに伸びやかな声が出せるのです。

恐らくご質問者さんは、腹式呼吸がまだ出来ていません。
喉元の脱力は、腹式呼吸が出来なければ行う事ができず、またそれはビブラートとも大きく関係してきます。
今回ご質問して頂いたビブラートですが、脱力した喉で、そして腹式呼吸を十分に使いこなせなければ掛ける事が出来ません。

もちろん力んだままでも、音程に波を立てる事は出来ます。
しかし、それでは益々現在の発声の癖が根付いてしまい、脱力を覚えられなくなってしまうのです。
ビブラートに関するご質問なのに、脱力やらなんやらと、発声についてお伝えしてしまい申し訳ございません。
ですが、しっかりと発声を覚えてからの方が、あなたの理想に近い歌い方やビブラートが出来る様になりますよ。

遠回りの様ですが、結果として最短距離になるはすです。
応援しておりますので、どうか前向きなお気持ちで頑張ってください。

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