国土交通省管轄 航空保安大学校様にてボイストレーニングを実施しました

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こんにちは。
日本ボイストレーナー連盟 運営委員長の鈴木智大です。

先日、大阪府にある国土交通省管轄、航空保安大学校様にて、ボイストレーニングの授業で教鞭を執って参りました。今年で3回目となります、いつも本当にありがとうございます。

201706航空保安大学校 (2)

ご存じない方も多いと思われますが、航空保安大学校は航空管制塔で勤務する、航空管制官を育成する為の教育機関です。全寮制で1年間の勉強の末、各々全国の空港や管制塔に配属されるという流れです。

その1年間のカリキュラムの中には「TOEIC」や「体育」など、外部から先生を招いて行う授業も多いとのこと。その一つに「発声法」という授業があり、その授業の講師を私、日本ボイストレーナー連盟の鈴木智大が担当することになり、今年も行って参りました。

201706航空保安大学校 (4) 201706航空保安大学校 (3)

航空管制官は、管制塔からマイクを通して飛行機のパイロットとコンタクトを取ります。その場合は全て英語で、緊急の時は日本語で話すことも稀にあるということです。

マイクでのやり取りの際に、聞き間違いや聞こえにくいという状況は、航空の安全に大きく影響してしまうため、正しい発声法を身に付け、響きの良い、通る声を作るという目的で授業を行いました。

以下、行ったことをご紹介致します。

  • 腹式呼吸
  • 喉の開け方
  • 鼻腔共鳴を行い、声に響きを作る
  • 50音による発声練習
  • 滑舌トレーニング(調音点の理解、早口言葉トレーニング)
  • 喉のケアについて

「ボイストレーニングを受けたことがある」という方は全く居ませんでしたので、今回は腹式呼吸や喉の開け方、滑舌トレーニングなど、実践中心で行いました。

10名程ピックアップして用意した原稿を、ボイストレーニングを行う前と後で1回ずつ音読していただきました。ボイストレーニングを行った後の方が声の大きさ、通りが明らかに良くなりました。

皆さまとても真面目に取り組んで頂きましたので、結果としても非常に良いものが得られたと思います。今回は授業で3時間程行いましたが、これを期にボイストレーニングを続けて頂ければ幸いです。

また、当連盟ではこのようにボイストレーニングに関する講座、講師派遣などのご依頼を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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日本ボイストレーナー連盟
運営委員長 / 鈴木智大

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