【質問タイトル：『喉を開くには』への回答】

どうやって喉を開いたら良いのでしょうか？
私は開放的に喉を開けている時は、声量もあり、高い声も出す事が出来るのですが調子が悪いと喉が開かなくなってしまいます。
開放的に喉を開く為のストレッチや方法があれば是非教えて下さい。

【連盟技術担当スタッフ：以下回答】

お疲れ様です。
連盟技術担当スタッフです。

開放的に喉を開くにはどうすればいいか、というご質問ですよね。

喉の調子が悪いと喉が開かなくなってしまうという事はまだ技術的に未完成なのではないかなと思います。
ストレッチとしてはリップトリルやタントリルを行うのが良いと思いますが、これはこの連盟サイトのボイストレーニングガイドラインをトップページからダウンロードして頂ければ方法が書いてあるので大丈夫でしょう。
それ以外にもアプローチ方法があるので以下に記します。

最近、凝っている私のボイストレーニングの方針の一つ。
それをご紹介させて頂きます。
『ボイスポジションを確認する』です。

ボイスポジションの確認というのは、声が一番『どの音で』？『どの声で』？発声している時に共鳴するか？
これを確定して行く音楽的な作業です。
身体が一番リラックスしていて、割と喉が何も考えないで開放的に開いている状態であるからこそ、ボイスポジションを探知する事が出来ます。

大体ですが、
男性の場合はＤ４～Ｆ４くらい。
この音域で『え』の発声をすると共鳴を一番作り易いです（共鳴しているので喉が開いている状態です）。
女性の場合はＧ４～Ｂ４くらい。
この音域で『え』の発声をすると共鳴を一番作り易いです。

ただ共鳴していて喉が開いている、と言っても、それは『え』で発声しているからです。
『え』なので口を開いて確認してみれば当然舌は盛り上がっています。
『あ』で発声練習を行えば肉眼で喉の開きを確認する事が可能です。
しかし、ボイスポジションを探知する場合、まずは感覚的に共鳴を理解するのですから『え』でも問題ございません。
逆に生徒さんによっては『あ』の方が響き辛いという場合もありますから。

ボイスポジションを探ってみる。
参考にしてみて下さい。
頑張って下さい。