改めてハミングについて考えてみる

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こんにちは。
日本ボイストレーナー連盟ボイストレーナーの青木亮です。

本日はハミング重要性ついて考えて行きたいと思います。

ハミングは当連盟のボイストレーニングガイドラインでも詳細は記載させて頂いております。
が、よく連盟に寄せられるご質問の中には
「ハミングって発声と関係するものなんですか」
「マイクを使って歌ったり喋ったりする場合にどう影響するんですか」
などのご質問があり、ハミングに関する皆さまからの謎がどうやら絶えません。

ですので、今日はよくある皆さまからのご質問に対してハミングを私の見解で改めて簡潔に記載したいと考えます。
※ハミングの方法についてはボイストレーニングガイドラインをご参照下さい。
Session6【ハミング】

ハミングと発声の関係

①「ハミングって発声と関係するものなんですか」

このご質問は一番多いのです。
私はハミングは以下の様に考えてボイストレーニングに取り入れて頂きたいです。
ハミングを行う事により声と息の量のバランスが良くなりますよね。
従って、喉のコンディションが悪い時に声が整い易くなる、それ以上悪くなり難くなる。
喉のコンディションが良い時は声を出し過ぎない様になる、出し過ぎて悪くしない様になる。

ライブなどの前にハミングを行うのはとても良い事です。
コンディションを整える…スポーツで言う所の試合前のマッサージみたいなものです。
講演会の場合もその前に行うと良いと思います。
緊張して声が前に出て行かないという事が改善されます。

私自身も講演の前にはハミングやリップトリルを良く行っていて大変役に立っています。

ハミングの歌や喋りへの影響

②「マイクを使って歌ったり喋ったりする場合にどう影響するんですか」

勿論良い意味での影響があります。
ハミングは『声が前に抜ける』為のボイストレーニングでもあります。
声って伝わってナンボですから、声が出るのに聴き取り辛い声であっては伝える手段として十分に機能していないという事になってしまいます。
そう、伝わってナンボなのです。

声は口から出て行きます。
口から出る声は、
空気振動より相手の耳に直接入るか、
もしくはマイクに乗っかって相手の耳に入るか、
です。

どちらにしても、空気に伝わり易い声を出さないといけない。
それを作り出して行くのがハミングのボイストレーニングです。

私自身も昔ボーカリストとして活動していた時期がありましたが、ライブの前にはよくハミングでボイトレをしていました。
マイクに良く声が乗るからです。

どこでも誰でも手軽にできるボイストレーニング

総括して私はハミングについてこう考えます。
どこでも誰にでも出来る手軽なボイストレーニング方法がハミングである、と。
年齢も性別も職業も問わず、誰でもやって頂きたいです。

また、一般社団法人日本ボイストレーナー連盟では講師派遣やボイストレーナーのご詳細サービスなども行っています。
ご依頼を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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一般社団法人 日本ボイストレーナー連盟
ボイストレーナー/青木 亮

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